11/2()に青森民医連の医・看・薬の奨学生合同による、「2013秋医系奨学生のつどい」を行いました。
当日は医学生・看護学生・薬学生合わせて26人が参加。サポートの職員と合わせて39人のつどいとなりました。

今回のテーマは「チーム医療を学ぼう ~つながる医療を目指して~」です

icebrake全員集合。まずはアイスブレイクから

SGD1次にグループごとに分かれてSGD

今回のメイン講師はMSW(医療ソーシャルワーカー)ということで、普段、学生たちには馴染みの少ないMSWという職種・仕事について、最初にそれぞれの持っている印象を出し合ってもらいました。

次にいよいよ講義。。。の前に、昼食です。腹が減っては何とやら。
メインテーマの「チーム医療」に沿って(?)、自分たちの昼食をチームで作ります。メニューは豚汁・焼きそば、デザートのクレープです。では早速、班ごとに分かれてチーム(い)料理開始!

yakisoba焼きそばチーム、手際が良いです。

butajiru豚汁チーム、材料の皮むきが大変です。

crape1クレープチーム、一枚一枚ホットプレート焼いてますが、時間が…

 皆さんご苦労様でした。なんとか無事に皆で昼ごはんにありつけました。

チーム料理と食事が一段落したあとは、いよいよメイン講義です。
講師は生協さくら病院のソーシャルワーカー・今泉さんをお招きし、今さんがこれまで実際に関わってきた様々な事例についてお話してもらい、ロールプレイを通じて相談と調整の難しさを疑似体験しました。

koshi医療技術者はついつい治療者の視点から患者さんと接しがちですが、患者さんの思い・気持ちに心を寄せる視点と会話が大事というお話が印象的でした。
病気の治療が済んでも帰る居場所がない。満足な治療が出来るような生活環境がない。そのような患者さんたちに暮らし・社会生活のサポートをしていくことで、より良い療養に繋げることが可能になるんですね。
また、社会保障制度の不備や貧困等、様々な社会問題が患者さんたちの背景には存在しています。このことにも目を向ける姿勢が大切です。

1-DSC03815後半のSGDでは今さんの講演を聞き終え、改めてMSWやチーム医療について学び考えたことについて議論を深めてもらい、班ごとに発表してもらいました。

将来の青森民医連を担う若い学生たち。
医療・介護・福祉といった日常の仕事から、地域活動や社会運動までダイナミックに展開できる、良い仲間とチーム作りを目指して、これからも頑張っていきます(山)。

1-syugo

【参加者の感想から】

  • 料理の役割分担や時間配分が難しかったが、出来た料理はどれも美味しくて成功だったと思う。
  • (チーム料理を通じ)チーム医療もこのようにたくさんの人が協力して行っているのだと改めて思いました。
  • MSWは憲法25条を支援していく仕事であり、生きるための権利を守る人だと知った。
  • MSWは退院支援に携わっているというイメージしかなかったけど、本当に色々なことをしているんだなと思った。

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