9月18日(土)北海道・東北地協 薬学生夏のつどいが初のオンラインで開催され
薬学生・職員合わせて45名(内、青森県連薬学生4名)が参加しました。
今回は2つの学習企画がありました。1つ目は「薬害のはなし」と題し、株式会社北海道保健企画 代表取締役 野村充代氏より大変わかりやすく「薬害」について教えていただきました。2つ目の学習企画は、新型コロナウイルス感染症薬局クラスターについて、実際に体験した職員からお話を伺い、新型コロナウイルス感染症の恐ろしさとそれに毅然として立ち向かう薬剤師としてのあり方を全員で学びました。
お昼休憩は、Zoomを活用して交流企画で仲を深めました。交流会では2つのゲームを企画し、参加者の笑顔が多く見られ、各々の性格が垣間見えた交流になったので良かったです。
最後SGDでは、「SNSをはじめとした情報化社会に求められる薬剤師としての情報リテラシー」をテーマに、薬剤師として、情報の有効利用方と表裏一体の危険性、そして情報の取捨選択基準など、あらゆる観点から「新型コロナウイルス感染症」はじめ患者への情報提供を薬剤師として適切に提供するにはどうすればよいのかについて話し合いました。今回チューターとして初めて参加し、参加者に対して、SNSを利用する際に気を付けていること、コロナワクチンに対する社会の様々な反応、雑誌の医療記事、患者さんから相談を受けた時の説明の仕方など、話し合いのきっかけを作りながら意見を引き出すことが出来ました。参加者のみなさんは積極的に意見を出してくれて、「身近にあって何回も目に入る情報ほど人は信じやすくなってしまう」「情報元を辿って、信頼できる情報か判断する」「患者さんの話を聴くときは否定から入らない。話を聴いてから他の選択肢を提案していく」などの意見が出されたことが印象的でした。
参考資料:薬学奨学生ニュース126